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性暴力被害における“事実”とは?前編:出来事について

「事実」と言っても、その人の置かれる立場で定義は変ります。

当事者にとっての「事実」は自分が体験し、感じたことであり、
当事者自身が事実だと信じているものは全てが事実です。

一方、法律家にとっての「事実」はこれとは全く異なります。
“それが存在したと証明するに足るる証拠が付随する出来事”
というのが法律家にとっての事実のルールです。

だから、当事者にとっては事実であることが、
法律家にとっては事実ではないということがしょっちゅう起こり得ます。
そのために、当事者が悔しい思いをしたり傷つくこともよくあります。

その話も大事なのですが、今回はそれはまた別として、
“その他の第三者”にとっての事実って何なのか?
について掘り下げたいと思います。


前編:出来事について、後編:感情・考えについて
の2回に分けて記事を書きます。

ここでいうという当事者というのは、性暴力被害者を想定しており、
“その他の第三者”、というのは被害者でも加害者でもなく、法律家でもない、
例えば、家族、友人、恋人、クラスメイト、職場の人、産婦人科医師、精神科医師、
マスコミ、近所の人、ネットで好き勝手言う本当に赤の他人、などです。

「事実」かどうかを判断することになんら責任も職務も負わない人達の
自己流のジャッジによって被害者が二次被害に遭うことは多いです。

第三者による事実の判定の背景、それによって生じるもの、
第三者はどうすればよいのか、結局何が事実なのか、等まとめました。

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ジャンル : 心と身体

被害のことを忘れる日は来るのか?

お久しぶりです。仕事忙しいです。

さて、本題ですが、私たち性暴力被害経験者に、
被害のことを忘れる日が来るのか来ないのかという問いの答え、
考えてもしょうがないのですが考えることはありませんか?

私の考える答えなのですが、
「来るかもしれないし、来ないかもしれない。」
です。
答えになっていないですね(^^;)

しかし、フラッシュバックや悪夢のように、意図しないのに思い出されることはなくなったし、
思い出したくなればいつでも自由に記憶にアクセスできるようになりました。
被害経験はつらいことなのかもしれませんが、
今の自分もしんどい人なのかというと別にそうでもない気がします。

何がそうさせたかというと、PE療法と時間の経過と、
日常生活こなしていくことによるかと思います。

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テーマ : 日記
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「生きていればいいことある」のか?

被害に遭って2年半後、加害者の処分が決まり、
やっとほっと出来るようになったときに、
私には死しか見えなくなりました。
「ここまで頑張ったのだから、もういいでしょう」
「これ以上何もする気力がない」
「もう生きていてもしょうがない」
「加害者が処分されても被害に遭った事実はなくならない」
「処分が決まっても少しも気が晴れない」
と。

そんなとき会社の心理士からかけれられた言葉が
「生きていればいいことあるよ」
「死んだら楽しいことなくなっちゃうよ」
でした。

どう思いますか?

結果としては、
その後生きていていいことは沢山あったし、
楽しいこともいっぱいありました。

でも言われた当時は
「そんなわけない」
「いいことがあっても悪いことの方が多い」
「楽しいことがなくなるからって何?」
「死んだら辛いことも苦しいこともなくなるよ」
「他人の人生だからって適当なこと言うな」
「ありきたりな台詞でごまかすな」
「先の事なんて予言出来んのじゃ」
「ほっとけ、死にたいんじゃ」
と、思いました。

あれていますが、当時の私のの本音です。


生きていて、私はいいことはありました。
だからって他の被害者もそうかは分かりません。

いいことがあった理由も、
偶然、運、自分の過去の努力の結果、自分の今が引きつけた、
他人の努力のおかげ、他人の思いやりのおかげ、…
など様々です。

そして、どんなことをいいことだと感じるかは人によって違います。
私はこんないい気とがあったと他の被害者に説いても、
その人はそれをいいことだと感じないかもしれません。
逆も然りです。

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性暴力被害が理解されない別の一要因

性暴力被害が思うようには理解されない理由として、
例えば、性についてはタブー視される文化だからとか、
男女の格差がなんとやらなどと言われます。

本当にそれだけなのかなとふと思いました。
性暴力被害が日本語で語られていないから
日本人には伝わりづらく理解されづらくあった
と言うのも一因ではないかなと思いました。


性暴力に関わる用語には専門的なものもあり、
それ以外にカタカナ語、和製英語、外来語も多くあると思います。

性暴力被害者支援分野や関連分野でしか耳にすることのない単語は、
今まで関心を持っていない人の耳には届かないのではないでしょうか。

分かるようで分からない言葉には
サバイバー、スライバー、セカンドレイプ、レイプミス、
レジリエンス、エンパワメント、トラウマ、フラッシュバック、
セラピー、カウンセリング、・・・

世間が活動に興味がなかったり否定的だったりするから
広まらないわけではなく
本当は興味があったけどよく分からない、難しいからと
付いてくる人が少ないと言うこともあるのではと思います。


なぜ性暴力被害者当事者&支援者業界には
分かりづらい用語が多いのか考えてみました。

語ることで傷つけられたり、伝わらないことで傷ついたり、
当事者や性暴力に関する活動や支援をする人は
そういった経験を重ねることでだんだんと
自分の語る言葉についつい鎧を着せてしまいがちなのかなと思いました。


自分の言葉で語りたいときと相手の言葉で伝えたいときと
上手に使い分けることが出来ればいいかなと思います。

理解の裾野を広げるのは一字一句から。


ここまで読んでくれてありがとうございます。
この記事は携帯から書いているので後で見直します。

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性暴力被害を語る際に考えるべきこと

最近の世の中は、性暴力について当事者は
「語らなければ何も変わらない」
「語ることこそが勇気ある」
と言うプレッシャーを与えられている気がして危惧します。

当事者の中にも
「語らなければ被害は終わらない」
「語らなければ回復しない」
とまで言い張る人も出てきて、
なんか、違う、本末転倒、だと強く思います。

性暴力被害について語ることは今やブームとなっていますが、
語りについてのガイドラインはどこにもないため
(治療における語りについては書籍はありますが)
被害者が傷つかない語り方、
語るときに留意すること、
より効果的な語り方、
など知り得ないまま開示してしまう当事者もいると思います。


そもそも語ることには大きなリスクが伴います。
語りを聞いた人から心ない言葉を浴びせられる
二次被害に遭うリスクがあることは
それなりに認知されていると思います。

それだけではなく、
トラウマを想起することや、
それを語ること、
語った文章等を目にすること
などでも不安に感じる人もいることも
気にとめておかなければなりません。

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